古民家の耐震改修工事
2016.09.15
BLOG2016
大正時代に建てられた築100年経った
古民家の耐震改修工事の依頼を頂きました。
興和設計事務所の櫻井先生と誠君と一緒に
現場の調査をさせて頂きました。
私の理想としていた土間。
子供の頃住んでいたお婆ちゃんの家を思い出します(*^_^*)
基礎の部分が石積みで
耐震工事にはカナリ不利な条件ですが
興和設計の櫻井先生の事例などお聞きして
今後の対策を検討する事になりました。
※石積みの基礎は耐震工事では評価の付かない
補助金の対象にならない基礎となるのです。
お施主様がご自分で手入れをされながら
住まわれていたので継ぎ接ぎな部分もありますが
耐震工事をスムーズに行うには
外壁の張替をさせて頂くと
工事も進めていきやすいので
外壁の貼り替えを見積さえて頂きます。
今回お施主様のご希望で屋根替えも見積させて頂きますが
耐震補強の工事には屋根の重さが大きく関係してきますので
屋根替え工事は大きな意味があります。
お施主様である奥様は結婚し、嫁いできてから40年以上
住み続けてきた愛着のある住まいを壊さず
残したいというご要望で、依頼を受けました。
凄く太い訳ではありませんが、丁物差しの
昔ながらの田の字の間取りでした。
耐震工事がメインで、どこまでリフォームも手を掛けていくか
これから見積をしながら、お施主様と
工事内容を詰めていきますが
ヤッパリ、大工の腕を生かし構造の在り方を
理解して建てられた建物は、どこか惹かれるものがあり
安心して住める様に的確な補強をすれば
残す価値のある建物なんだと思います。
ただ綺麗にする。ただ耐震工事をする。
ではなく、予算との兼ね合いも見ながら
お施主様が少しでも愛着を持って
住んでいけるように大工として出来る事を
提案していきたいです(*^_^*)