住宅バリアフリー改修工事

2021.09.08
古民家

今日。ケアマネさんのご依頼で
バリアフリーのリフォーム工事を
段取りさせて頂く事になりました。

ちなみに今回の工事は
介護保険による
補助金制度を利用した
「バリアフリーリフォーム補助金」
とも呼ばれています( ..)φメモメモ

対象は介護認定で「要支援」
または「要介護1~5」と
認定されている方で
本人が住んでいる住宅を
リフォームする工事が対象です。

リフォームにかかる費用のうち
20万円を限度として
工事費の9割が介護保険から
補助金として返ってきます。
つまり、最大で18万円の
補助が受けられるということです。

ただし補助が受けられる
工事の内容は
手すりの取り付け
床の段差の解消
洋式トイレへの便器交換など
細かい規定があります(´-`*)
そう言った詳しい事は
ケアマネさんから
ご指導いただき
段取りを進めていく事になります!

今回オーナー様のお宅に
お邪魔させて頂いたのですが
そのオーナー様は96歳の女性で
一人でご自宅で暮らす中で
自分の足で台所に行けるようにと
手摺りを付けさせて頂く工事に
なりますが。。。

96歳のお母さんのお子さんは
県外に嫁いで行かれた様で
今はお母さんは昼間は
ケアマネさんやヘルパーさん
デイサービスやショートステイなど
皆さんのお力を借りて
暮らしてみえますが・・・
昼間は誰かしら、お世話
してくれる方がみえるのですが
夜から朝になるまでは
一人で暮らしてみえるようで
なんかその状況を想像すると

一緒に我が家で暮らす前に
他界してしまった祖母の事と
そのお母さんを重ねてしまい・・・
色々込み上げてくるものがあり

それぞれのご家庭にそれぞれの
事情があるので仕方のない
事なのですが・・・

きっとお母さんを一人にしていて
心配されているお子さまも
母親の傍にいてあげたいと
思っても出来ない現実があって

みんながみんな。
当たり前に一家団欒の中で
暮らしていける訳でもなく。

私達は今回の工事を通して
お母さんが少しでも快適に
暮らしていけるような
お手伝いをさせて頂けるという
本当に有難いお話だと思っていますが
手摺りを付ける事で
食欲が無いとお話を聞いた現状は
変わらないと思うし・・・

ドンドン少子化が進む時代で
そういった高齢者の孤独な老後は
どこにでも起こっている事なのですが

そういう色々な現状を
手摺りを付けるという
工事だけではなくて

それぞれの形ある家族の時間を
有意義に過ごして行くためには
高額な施設に預けるとかではなく
お互いの良い距離を保ちながら
楽しく暮らしていける
ご近所付き合いのような
コミュニティ作りなど・・・
根本的に改善できる何かを
考えて実現させたいです。

もっと色々な経験を積んで
もっと色々な人に出会い
もっと色々な事を柔軟に
考えられる人間になれるように

凄く色々な事を考えさせられる
一日になりました。