新月伐採

2021.08.02
新築

先代の「宮本建築」だった時から
国産の天然乾燥にこだわってきました。

国産材にこだわってきた理由は
樹木は生育場所に対応した細胞ができあがるので
日本には日本の風土に適した木材を使用する!
という考えからでした(‘◇’)ゞ

ただ。。。先代から工務店を引き継ぎ
「杢承」に社名を変えてリスタートし
ただ。国産材。というくくりだけではなく
地産地消の家づくりを更に目指していくという考えのもと

三重県にある地域名産の尾鷲の桧や美杉の杉など
地域に育った木を、その地域で利用することで
三重の山の活性化と三重県の風土に合った
家造りに対する伝統工法を引き継いでいき
より三重県に住むのに適した家づくりを目指しています。

地産地消は森の木でも活かされ、
山に還元されるサイクルを推進していきます(´-`*)

三重の木を使っていきたいという思いから
こだわりを持って素晴らしい材木を提供している
「もりずむ」さんから三重の木を
購入させて頂いています。

もりずむさんに出会い。
木こりの三浦さんのお話を色々聞かせて頂くようになり
新月伐採という古からある考え方を知ることができました。

前置きが長くなりましたが(; ・`д・´)

新月伐採と言うのは・・・

月のリズムがつくる「新月の木」は、
腐らない、反らない、虫がつかない、
火が燃え付かない、室内の空気を浄化し、
シックハウスにならない!
そして何百年も使え、日本の山林を
回復させることにもなるというのです( *´艸`)

もりずむさんはさらに
新月伐採した木材を・・・

1.月齢伐採
2.幹に葉を付けたまま葉枯らし乾燥
3.桟積み天然乾燥

※月齢伐採とは、1ヶ月ごとに、
満月~半月(下弦)~新月~半月(上弦)~満月
このサイクルの中の新月期 (満月翌日~新月)
の2週間程度の間に伐採します。

色つや、粘り、耐久性、
殺菌・浄化作用、鎮静作用、調湿効果

木が本来持っている長所を
最大限引き出せるように、
2年間ほどじっくり
時間をかけて生産しています(*´Д`)

もりずむさんのHPはここをクリック



現時点では、日本の杉、桧において
明確な科学的結論は出ていませんが
もりずむさんと三浦さんは色々な大学と提携し
実験や検証を実施しています。

その実験結果などを踏まえお話を聞かせて頂き
実際に自分の目で手入れされた山を
見て感じることは・・・

木材の特性を最大限引き出すには
適材適所という事を重きにおいて
美杉の木を活用することが出来る
大工の技術も必要なんだと思いました。

美杉の木 × 大工の手刻み・手仕事
これを実現できることを強みにしていくためにも

私達ももっと色々な事を
勉強していきたいと思います(; ・`д・´)



そんなもりずむさんや三浦さんの貴重なお話を聞ける
木こりツアーは定期開催します!
また参加希望の方はお問合せください(‘◇’)ゞ

2021年の木こりツアー