杉(スギ)について
林野庁のホームページより(‘◇’)ゞ
森林面積に占めるスギ・ヒノキ人工林の割合
人工林のうち「スギ」「ヒノキ」「その他」
に記載した割合は、人工林面積に占める割合を指します。
スギ・ヒノキの全国分布をみると、
スギは全国で植栽されていますが、
北海道では道南地域、沖縄県では
本島北部地域に分布しています。
ヒノキは北海道や沖縄県ではほとんど見られません。
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杉は中心部の「赤身」と
外周部の「白太」がはっきりしています。
「赤身」部分は成長過程で
こげ茶〜赤黒いものまで色々あります。
※色によって強度が変るという事ではありません。
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この中心部(心材)と外周部(辺材)
強度はどちらが強いでしょうか??
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ちなみに木の割合からいうと・・・
心材(赤身)は70%
辺材(白太)は30%を占めます。
答えは・・・外周部の白太なんです(*´▽`*)
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山の傾斜で高さ数十メートルもの樹を支え
踏ん張っているのは外周部分(*´з`)
それだけの強度が必要となります!
木材を梁や桁などの横架材として使う場合は
辺材(白太)部分が
梁の下端になるように加工します(‘◇’)ゞ
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それでは心材(赤身)部分は弱いのでしょうか?
強度的には辺材(白太)より弱いのですが
中心部分は腐りにくく耐久性に優れています!
同じく腐朽菌とシロアリに強くなります。
杉が優れているのはその調湿性にあります。
心材(赤身)は木の中心になりますが
赤身の細胞はすでに活動を終えているので
水分の通り道も閉鎖されて水分を吸収しません。
そのため、一旦乾燥すると、
水分を吸湿しにくくなるので水に強いです。
さらに赤身はカビに強い特徴があり( *´艸`)
杉の総赤身の羽目板で施工する場合は
水の強さを活かして脱衣所などに
使うことをおすすめしています(*‘∀‘)
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杉と言えば・・・・
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殺虫・防虫効果
白身から成長して赤身に変わる時に
「セドロール」という成分が作られ
桧よりも殺虫・防虫効果も持っています。
3日で90%を超える殺ダニ率に加え、
杉の持つ優れた調温調湿作用により
高温高湿を好むダニには
繁殖しづらい環境を作り出します!
また、防蟻(シロアリ)性にも優れているため
シロアリの仲間であるゴキブリの発生や
繁殖を抑える効果もあります。
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鎮静(リラックス)効果
杉油成分は「セスキテルペン」といい
吸い込むことで脈拍が下がり
睡眠時と同様の脳波になるという
測定結果が出ています。
交感神経が抑制され副交感神経優位になることで
脳が緊張状態から鎮静状態に変化します(*‘∀‘)
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誘眠効果
杉に含まれる成分である「セドロール」には
誘眠効果があります。
眠りにつくまでの時間が短縮されることで
総睡眠時間が長くなるだけでなく、
睡眠効率も上昇します( *´艸`)
・・・勉強机には不向き説はありますが(笑)